たった三言の「おもてなし」

たった三言の「おもてなし」

たった三言の「おもてなし」

バスに乗ろうとしたら、入り口で日本語の話せない外国人女性と、日本語しか話せない運転手さんが、何やらやり取り中でした。彼女はスマホの地図アプリを見せて、「私はここに行きたいんだけど、このバスでいいの?」的なことを言っている様子です。

 

そしてそれすら聞きとれていない運転手さん。

 

なかなか出発しないバスに、若干イライラ気味の乗客たち。横から地図をのぞいてみると、すぐ近くの公共施設が目的地らしいので、「NO! No Bus. 」ひとまず彼女をバスから降ろして、「Walk」と言ってみました。「近いの?歩いて何分ぐらいかかる?」的なことを聞いてきます。

 

「うーん。5minutes ぐらいかなー。」と、スマホ表示されている地図を指でささっと示したながら、これだけの会話をして終了しました。

 

バスの運転手さんは、ただでさえ遅れ気味なのに私が案内し終えるのをちゃんと待っていてくれて、「いやー。助かりました。ありがとうございます。」とお礼を言ってくれました。走り出したバスからバス停を振り返ると、彼女は頭を下げており、バス停のおばあちゃん達はニコニコと拍手してくれています。

 

さらに、たまたまバスに乗っていた友達が「見たよ〜。かっこいい!すごい!」と私に向かって手をあげていて、出発を待たされていたはずの乗客の皆さんも心なしか微笑んでくれています。・・・いやいや、たった3つ4つの英単語、しかも中学校(以下?)レベルの案内なんだけど、と恥ずかしいやら照れくさいやら。

 

こんな拙い「おもてなし」でも喜んでくれる人と、それをちゃんと見ていてくれる人。

 

見知らぬ人とのささやかな交流に、梅雨のじめじめもスッキリ吹き飛ぶ朝でした。


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